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ソーシャルVR空間でのVR講義

新型コロナウィルス感染症 (COVID-19) の世界的な拡大に伴い,大学でも対面講義から遠隔講義への変更を迫られています.東大VRセンターでは,VR講義を実施してきているが,気軽に試してみたいという問い合わせが多いことから,バーチャルSNSのひとつであるClusterにVR講義用の教室を公開した.
https://cluster.mu/w/4a45790f-8576-482a-8d3d-d7c2c9a42e2c

また交流の場としてカフェを模したスペースも公開した.https://cluster.mu/w/215f4ad2-0777-45bd-ae32-b8416a763490

擬似力覚表現の研究

牽引感や重量感といった力感覚は皮膚や筋などにある受容器への機械的刺激によって生み出されるが,受容器の特性や身体構造による影響を強く受ける.そのため,知覚 運動特性を逆手に取れば従来では表現できない力覚を生み出すことができる.本研究では,こうした擬似力覚表現と五感情報を組み合わせた表現技術について研究する.

Nerve Gear Technologyの研究

VRでは,目に対して光,耳には音というように,各感覚器が受容する物理現象そのものを再現するアプローチが主流である.本研究では,電気刺激等の神経刺激手法を利用することで,人間の中でやり取りされている電気的・化学的な情報のやり取りに干渉して感覚を作り出す次世代のVR 技術を研究する.

VRを活⽤した訓練システムの研究

教育において VR を活用すると,教室内では難しかったインタラクティブな体験の導入,個々の受講者の理解度に応じた講義内容の編集,さまざまな知覚・心理効果の拡張による学習内容の理解の深化等が期待できる.本テーマでは,実際の教育・学習で使うことを目標に,新しいVR/AR 教育システムを研究する.

アバタ技術を使った効果的な遠隔講義の研究

アバタを使ったライバー(いわゆるVTuber)の登場など,自らの見た目を変えた形で情報発信をする場が増えてきている.見た目を変えたVTuberが講師となって情報を伝えることで先生側・生徒側にどのような効果が得られるかについてまだ十分に明らかになっていない.東大VRセンターではディープフェイクも技術を使って見た目を変えた状態でZoomでオンライン授業を実施し,そのときの受講生の振る舞いについて検証している.

ソーシャルVRサービスを活用した遠隔講義

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の世界的な拡大に伴い,日本の大学では遠隔講義の導入が一気に進んだ.一方で,オンライン会議システムを使った遠隔講義が続くことで「Zoom Fatigue (Zoom疲れ)」も報告されている.VRセンターではソーシャルVRプラットフォームを遠隔講義に活用できないか,実験的な講義を通じてその有効なトピック,使い方について取り組んでいる.

高齢者のQoL向上に資する先端技術活用

高齢者の実生活に役立つVR・IoT技術を用いた研究開発を行う.HMDを用いたVRエンターテイメントのプログラム開発や,生活支援IoTプラットフォームの開発とUI検討,地域住民の認知症支援意識を高めるVR・ゲーミフィケーションプログラムの研究開発を行う.

VR空間の移動感覚に関する研究

VR空間で歩行した感覚を生むために,実際に歩くことなく歩行したような感覚を生み出す手法の確立を目指着座状態で視覚・前庭感覚・触覚に機械的・電気的刺激を提示し,擬似的な歩行感覚を生み出すVR 技術を研究する.

その他,進行中のプロジェクトあり